看護師さんの悩み相談所:新人看護師・看護学生のための、今さら誰にも聞けない看護Q&A

今さら聞けないけど、でも本当はよく理解できでない・・・

でもとっても大切な事、お答えします!!

Q:体温が上昇するのはどんな時?

A:化学的刺激、機械的刺激、うつ熱、生理的要因、吸収熱などによって体温は上昇する。

1.炎症による場合
(化学的刺激による発熱)

●炎症症状(炎症の4徴候:発赤・腫脹・発熱・疼痛)の発熱は、
 外因性発熱物質と内因性発熱物質の影響で起こる。

1)外因性発熱物質

●細菌や菌体成分、プロスタグランディン等の外因性発熱物質は、リポポリサッカライド
 (下痢や出血、白血球の変動・発熱などの毒性を示す内毒素:エンドトキシン)で、
 グラム陰性菌のペプチドグリカンを取り囲んでいる外膜の構成成分。

●外因性発熱物質が視床下部の体温調節中枢を刺激し、体温設定が高値にセットされ発熱する。

2)内因性発熱物質

●細菌などの外因性発熱物質が白血球などに作用して二次的に産生されたリポ蛋白質の影響で起こる。

2.うつ熱による場合

●日射病や熱射病により、熱の産生が高まり、体外に熱を放散することが困難な場合
 (気象条件ゃ換気状態、衣類、労働、肥満、飢餓、貧血、衰弱、アルコール、発汗の少ない人など
 で体温調節機能の限界を超えた場合)に起きる。

3)中枢性の熱による場合
(機械的刺激による発熱)

●脳性過高熱(中枢性過高熱)といい、頭部外傷、脳出血、脳腫瘍、頭蓋低骨折などにより、
 体温調節中枢(視床下部)に機能障害が生じ、39℃以上の高熱になる場合を言う。

●特徴は、発汗が顔面や頭部、胸部以下の体幹や四肢に見られず低体温であることや、
 解熱薬や冷罨法などによる効果がないこと。

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