看護師さんの悩み相談所
新人看護師・看護学生のための、誰にも聞けない看護Q&A
今さら誰にも聞けない看護の質問にお答えします!!
Q:尿量が多い時、少ない時の原因は何?

今さら聞けないけど、でも本当はよく理解できでない・・・
でもとっても大切な事、お答えします!!
Q:尿量が多い時、少ない時の原因は何?
A:1.尿が多い時
(2000~3000ml/日以上)
●脳腫瘍や頭部外傷により下垂体後葉が障害を受けるとADH(抗利尿ホルモン)の
分泌が減少し、尿の濃縮力が低下して尿量が増加する。
●水分の摂り過ぎにより血液中のADHが希釈され、さらにADH分泌が減少し水分の
再吸収が抑制されて尿量が増加する。
●糖尿病などで多量のブドウ糖が糸球体で濾過され細尿管の浸透圧が上昇し、その結果
ナトリウムや水の再吸収が抑制されて尿量が増加する。
●腎不全などでネフロンが破壊されると残されたネフロンの溶質の排泄量が増し、
浸透圧利尿を起こして尿量が増加する。
●腎盂腎炎や糸球体腎炎、低カリウム血症、高カルシウム血症などにより尿細管の
再吸収障害が起き、尿量が増加する。
2.尿が少ない時
(300~500ml/日以下)
●脱水などで体内の水分の量が欠乏している場合に尿量が減少する。
●心不全など心臓の機能が低下し腎臓への血流量が減少して濾過圧が低いか、ない場合に
尿量が減少する。
●出血による血液の漏出により体内血液循環量が少ない場合に糸球体濾過量が減少して
尿量が減少する。
●急性腎不全などにより尿細管の壊死が起き、血液の濾過能力が低下して尿量が減少する。
●神経因性膀胱などの場合は、尿は生成されているが膀胱の機能が低下し体外に排出
されなくなる。
●前立腺肥大や腫瘍、血腫、結石などにより尿道が狭くなっているか、閉鎖している場合
に尿量が減少する。
●肝臓の蛋白合成障害や食事摂取量が少ないなどにり血漿浸透圧が低下している場合に
尿量が減少する。
新人看護師・看護学生のための、今さら誰にも聞けない看護Q&A 索引
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