看護師さんの悩み相談所:新人看護師・看護学生のための、今さら誰にも聞けない看護Q&A

今さら聞けないけど、でも本当はよく理解できでない・・・

でもとっても大切な事、お答えします!!

Q:ラパコレってどんな手術?

A:laparoscopic cholecystectomy のことで、LCともいう。
  腹腔鏡下の胆嚢摘出術のこと。

●胆汁の成分(コレステロールやビリルビン、肝臓で処理した有害物など)
 が固形化すると胆石ができる。

●腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレ:LC)は、その胆石を開腹せずに腹部の
 皮膚を切開(1~2cmの傷:4~5ヵ所)し、腹腔内に二酸化炭素を
 入れて膨らませ、腹腔鏡を挿入してテレビモニターで見ながら特殊な
 ハサミやクリップ、電気メスを使って胆嚢を切除し臍の傷から摘出する手術。

●全身麻酔で行われるが、胆嚢の炎症が強い場合や周囲の組織との癒着が
 ひどく剥離が困難な場合、出血がひどい場合は開腹術に変更になる。

1.術後の観察

●①異常の早期発見 ②日常生活の安楽 ③闘病意欲の維持に努めるために
  合併症の知識や観察項目、一般的経過を理解して看護を展開する。

●術後の合併症

①皮下気腫
②腹腔内出血
③腹腔内の胆汁露出
④呼吸器合併症:気胸や無気肺
⑤腸管麻痺

●術後の観察項目

①バイタルサインのチェック
②疼痛の有無
③浸出液の状態
④腹痛の有無
⑤腹鳴、排ガスの有無

2.退院時指導

●胆汁の濃縮機能がなくなるが、普段の食生活には影響しない。
 しかし、中華料理やてんぷらなどの高脂肪を一度に、また多量に摂取すると
 脂肪の乳化作用が低下しているので、下痢を起こす。

●術後2~3ヶ月は腹圧のかかる運動を控え、術創(腹腔内)の安静を図る。

★手術の適応

1.痛み(右肩や背中への放散痛)や黄疸、発熱などの胆嚢炎症発作を繰り
  返したり、胆管炎症状が強い場合

2.胆嚢癌や胆管癌が疑われる場合

3.無症状でもX線の透過性が悪い場合

4.多数の小結石があり、総胆管を閉塞する可能性がある場合

5.膵炎を誘発したり、石によって肝機能が増悪する場合

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