看護師さんの悩み相談所
新人看護師・看護学生のための、誰にも聞けない看護Q&A
今さら誰にも聞けない看護の質問にお答えします!!
Q:ヘパリンロックはどうして行われるの?

今さら聞けないけど、でも本当はよく理解できでない・・・
でもとっても大切な事、お答えします!!
Q:ヘパリンロックはどうして行われるの?
A:ヘパリンロック(ヘパロックとも言われる)はヘパリンの抗凝固作用を利用して
血管を持続的に確保するために行う。
1)ヘパリンという薬剤には、アンチトロンビンⅢとトロンビンや凝固因子(Xa XI IVa)
を結合(活性化)させないで、血液の凝固を抑制する抗血液凝固作用がある。
2)そうした薬効を利用して、①血管が脆い場合や細かい場合(血管確保が困難な場合)、
②緊急事態に備え血管を確保しておく必要性がある場合、
③患者が度々の静脈血管確保に苦痛を訴える場合などに、静脈を確保するため
ヘパリンロックを行う。
3)ヘパリンロックの手順
●必要なもの
生理食塩水・ヘパリン・注射器・活栓の蓋・滅菌ガーゼ・ネット帯・アルコール綿花・絆創膏
①生理食塩水100mlにヘパリン1000単位(1ml)の割合で混ぜる
②延長チューブにヘパリン入りの生食を注入し満たす
③活栓で蓋をし、静脈留置針の接続部を消毒して接続する
④延長チューブが長い場合はチューブを丸め、ガーゼで包んでネット帯で保護・
固定する。
●ヘパリンロックの解除
①活栓をはずし、活栓部を消毒して注射器でヘパリン生食を吸引する。
(血液の凝固に気をつける)
②輸液ルートと静脈針をつなぐ
③輸液を滴下する
●ヘパリンの副作用
①出血傾向の増強
②蕁麻疹
③皮膚炎
④血小板減少
⑤脱毛
