看護師さんの悩み相談所:新人看護師・看護学生のための、今さら誰にも聞けない看護Q&A

今さら聞けないけど、でも本当はよく理解できでない・・・

でもとっても大切な事、お答えします!!

Q:グリセリン浣腸をしていけないのはどんな時?

A:比較的簡易に用いられるグリセリン浣腸だが、以下のような場合に使用すると
重篤な状態を招く恐れがある

1.禁忌

1)腸管内出血、腹くう内の炎症、腸管穿孔

●腹くう内に漏出し腹膜炎を誘発
●蠕動の亢進により症状が悪化
●グリセリンの吸収により溶血や腎不全を起こす危険性

2)全身衰弱

●強制的に排便させることで衰弱状態を悪化させショックを起こす危険性

3)下部消化管術後

●蠕動運動亢進により腸管縫合部が離開する危険性

4)急性腹症

●嘔吐や腹痛などの症状をさらに悪化させる危険性

2.慎重投与

1)腸管、肛門の炎症・創傷がある場合

●蠕動による出血の増強、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こす可能性がある。

2)腸管麻痺、硬便

●蠕動運動の亢進により腹痛を増強させる可能性がある。

3)心疾患

●腸の蠕動運動の亢進による不快感や腹痛、、急激な排出による腸の血管床の循環血液量の増加(低血圧)
 を起こして症状を悪化させる可能性がある

4)高齢者

●浣腸の効果が必要以上にあらわれ下痢を起こし体液量が減少して脱水を起こす可能性がある。

5)妊産婦

●子宮の収縮を誘発し流早産を起こす可能性がある。

新人看護師・看護学生のための、今さら誰にも聞けない看護Q&A 索引

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